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理事長 新年のごあいさつ
新年あけましておめでとうございます。
昨年も新型コロナウイルス感染症が収まるところを知らず、本道においても連日、数千人単位での
新規感染者数の報道なされております。そうした中にあって、日々業務に邁進されている皆様に対
し、敬意と感謝を申し上げます。
昨年は、雪解けが早く、春先は高温で経過しましたが、5月下旬から6月上旬の低温、7月から
8月にかけては曇りや雨の日も多く、気温がなかなか上がらず作況が大変心配されましたが、出来
秋の好天で、豆類は平年作以上、馬鈴しょ・玉ねぎ・その他青果物については、品目により差はある
ものの概ね平年並みとなりました。
コロナ禍にあって、一部に消費回復の兆しもあり、小豆については実需者からは増産の要望が出て
おります。馬齢しょでん粉についても、需給がひっ迫しており、高収益を目指す新品種の栽培技術の確
立が急務であります。果樹については醸造用ブドウの生産意向が強く、これらに対する当協会の支援
が大きな役割となっております。
当協会の運営においては、令和2年の組織統合以来の懸案でありました、(一社)北海道農産協会
とのワンフロアー化について、7月に移転作業を終えたところです。今後も、組織統合の基本的な考え
方に基づき、効率的・機能的な事業推進を図ってまいります。
コロナ禍による農畜産物の需給緩和状態や、世界情勢さらには円安の影響を受けて、生産資材の
価格高騰など、厳しい農業経営情勢ではありますが、この難局を乗り切り、本年度の営農につなげて
いかなければと思うところであります。
本年も皆様がご健勝で、豊穣の年となりますようご祈念申し上げ新年のご挨拶とさせていただき
ます。
2023年1月
公益社団法人北海道農産基金協会
理事長 小野寺 俊幸